1.中国越境ECには代行サービスが便利な理由
中国越境ECに取り組むに当たり、中国越境ECには代行サービスが有用です。それはなぜなのでしょうか。その理由をいくつかピックアップします。
1-1.グレートファイアウォールの面
中国は、「金楯」という中国政府が規制しているインターネットの大きな壁、いわゆる、グレートファイアウォールが存在しており、中国在住者は、海外サイトへはアクセスできません。このことから、中国ECで日本製品を売りたいと思った場合工夫が必要になります。
仮に日本で中国向け越境ECサイトを立ち上げたとしても、表示速度が異常に遅い、もしくは遮断されるといったことが起きる可能性があります。このことから、天猫国際のような越境ECモールに出店する、中国法人を現地で立ち上げ、サーバーを中国で用意してECサイトを構築するなどの方法をとる必要があります。
1-2.言語・決済(関税)の面
中国で物を販売していくに当たり、当然中国語で表示し、コミュニケーションも中国語で行っていく必要があります。また、中国へ物品を配送する際には、関税についても配慮しなければなりません。言語対応と共に、関税の知識と対応が必要になります。
1-3.物流の面
どのように配送するのかも越境ECでは非常に重要です。現地から直接送るのか、それとも中国現地の倉庫に一時的に置いておき、そこから商品を中国人ユーザー宅へ配送するのかなど、さまざまなパターンがあります。中国の物流に詳しいアドバイザーが欲しいところです。
【参考】
1-4.中国ならではの市場・マーケティング専門知識の面
その他、中国ならではの市場やマーケティングに関する専門知識は必要不可欠です。その知識が一つでもなかったがために、大きな落とし穴にはまってしまうこともあります。
【参考】