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中国越境ECを行う手法は一つじゃない!その方法をご紹介

新型コロナウイルス感染拡大下において、海外へとECを通じて販売する企業が増えてきています。しかし、中国越境ECと一口で言っても、決してその手法は一つではありません。中国越境ECの手法には現状、どのようなものがあるかをご紹介します。

DATE : 2020/09/04

1.中国越境EC市場が拡大中

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国越境EC市場が拡大しているといわれています。

JC Connect株式会社は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、中国越境ECにおける商品販売状況について社内調査を実施しました。独自で運営する「WeChat(微信・ウィーチャット)」の公式アカウント上にAPIで連携し、自社越境ECサイトを構築するサービス「ShopCN(ショップシーエヌ)」の利用企業の販売状況を調査しました。

その結果、2020年1月から2020年3月までの今四半期は、2019年10月から2019年12月までの前四半期と比べ、取引高が220.5%増となり、注文件数は206.5%増となりました。前年同期比では取引高が260.6%増、注文件数が403.1%増で推移する見込みで、非常に大きな拡大を見せています。

2.中国越境ECを行う手法

中国越境ECに取り組むには、絶好の機会です。しかし手法は一つではありません。主な手法をご紹介します。

2-1.中国越境ECモールに出店する

最も分かりやすいのは中国の大手ECモールが持つ越境ECモールに出店することです。例えば、中国EC最大手のアリババ社による「天猫国際(Tmall Global)」や、アリババに次ぐシェアを誇る京東の「京東全球購(JD Worldwide)」に出店する方法です。

 

いってみれば、日本の楽天市場のようなECモールに出店するイメージです。しかし、これらの大手ECモールに出店するためには、申請をして、各社に認定される必要があります。

申請やコストの面でハードルが高いといわれるこの越境ECモール出店ですが、それだけ売上は期待できます。

アリババジャパンのデータによれば、天猫国際における2019年の11月11日の独身の日の大規模セール時、越境ECにおける国・地域別流通総額ランキングでは日本が4年連続1位となっており、日本商品の人気が高いのが特徴です。

2-2.WeChat(微信・ウィーチャット)上で販売する

今、最も多くのユーザー数を誇る中国のSNS「WeChat(微信・ウィーチャット)」の公式アカウント上に、APIで連携し、自社越境ECサイトを構築できるサービスがあります。それはWeChat(微信・ウィーチャット)を運営するテンセント社のオフィシャルパートナーである日本企業JC Connect株式会社が提供する「ShopCN(ショップシーエヌ)」です。

WeChat(微信・ウィーチャット)で自社アカウントをフォローするフォロワーを直接ECサイトに誘導し、販売ができます。

中国でECサイトを構築するのは政府のインターネット規制があり、ほぼ実現不可能である上に、越境ECモールへの出店はハードルが高い現状、このShopCNはWeChat(微信・ウィーチャット)アカウントを取得し、サービスを利用することですぐに越境ECが始められるため、ハードルが低く、SNSのフォロワーに直接アプローチできることから有望な手段といえます。

2-3.越境EC事業者に業務委託する

すでに天猫国際などに出店している日本発の事業者に、販売業務を委託する手法です。複数の日本企業の商品を取り扱い、販売する店舗が実際にあります。越境EC販売業務を委託するという方法です。

しかし、自社が直接販売するのではないため、現地ではどんな商品が好まれるのか、販売時にはどのような問い合わせが来るのかといったリアルなところが見えないのがデメリットです。

2-4.中国の販売代理店に卸売りする

中国発企業で、パートナー企業があれば、そこへ卸売りするという方法もあります。そのパートナー企業が現地で販売してもらうというものです。

卸売りするためには、ある程度の量や額の商品があることが前提になります。

ここでも、3の越境EC事業者に業務委託する方法と同じく、直接ユーザーとコミュニケーションが取れないデメリットが生じます。

2-5.ソーシャルバイヤーに転売してもらう

ソーシャルバイヤーとは、代理購入者のことで、日本在住もしくは定期的に日本を訪れて日本で商品を購入し、中国に持ち帰ってECで販売するという人を指します。ソーシャルバイヤーは、ECで購入手数料を上乗せして転売することで、利益を得ています。

こうしたソーシャルバイヤーのうち、自社商品を買ってくれる人を発掘することができれば、中国越境ECの成果につながるといわれています。しかし、この方法を実現するためには、まず信頼のおけるソーシャルバイヤーを見つける必要があります。それに時間と労力をかけることが重要になってくるといえそうです。

3.まとめ

中国越境ECを実施する方法をご紹介してきました。いずれも中国ならではの方法であり、日本においてただECでモノを売るのとは大きな発想の転換が必要になります。
ぜひこのコロナ消費の波に乗り、最も有効な方法を見つけて取り組んでみてください。

参考:中国越境ECの基礎知識

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越境EC構築システム『ShopCN(ショップシーエヌ)』は、月間10億以上のユーザー(2018年3月時点)が利用する「WeChat/微信」の公式アカウント上に API で連携、自社越境 EC サイトを構築できる日本初のサービスです。

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