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日本で続々!WeChat Pay(微信支付)が使える店 その導入効果とは?

日本の店舗の多くは、中国人観光客向けに決済サービス「WeChat Pay(微信支付)」を導入しています。このWeChat Pay(微信支付)が使えることで、どんなメリットが店舗にもたらされるのでしょうか。その導入店舗の事例とともに、WeChat Pay(微信支付)を導入する効果やマーケティング活用法をご紹介します。

DATE : 2020/06/17

1. 日本で続々導入されるWeChat Pay(微信支付)

「WeChat Pay(微信支付)」とは、中国で非常に多くの人が利用しているSNS「WeChat(微信・ウィーチャット)」内で提供されている決済サービスです。

2015年頃から日本でも多くの店舗で導入されはじめ、2019年にWeChat(微信・ウィーチャット)を手がけるテンセント・ホールディングスが発表した内容によれば、2018年6月から2019年6月までの1年の間で、決済件数は108%増、加盟店数は665%増となったと発表されました。

WeChat Pay(微信支付)は、日本の多くの有名店舗で導入されています。例えば、導入された主な日本の店舗は次の通りです。

●大丸松坂屋百貨店
2015年9月 大丸・松坂屋の基幹8店舗の化粧品売場などで導入開始

●ロフト
2016年2月 渋谷ロフト、有楽町ロフト、なんばロフトより導入開始

●プランタン銀座
2016年5月 導入開始

●羽田空港の店舗
2016年6月 羽田国際線ターミナル免税店TIAT DUTY FREE SHOP CENTRALで導入開始
2016年7月 BVLGARI、GUCCIなど利用可能店舗拡大

●ラオックス
2016年8月 秋葉原本店から導入開始

●ラコステジャパン
2016年8月 直営9店舗で先行導入開始

●成田国際空港内の24店舗
2016年9月 導入開始

●イオン
2016年11月 イオン成田店から導入開始

●ココカラファイン・サンドラッグ
2017年1月 導入開始

●小田急百貨店
2017年1月 導入開始

●ドン・キホーテ
2017年6月 国内37店舗で導入開始

●ファミリーマート
2018年2月 98店舗で先行導入
2019年1月下旬 導入開始

●大庄
2018年7月 「日本海庄や」「大庄水産」など30店舗に新規導入

●無印良品
2019年4月 銀座店を含む全国4店舗で導入し、順次対象店舗を拡大

●サミット
2019年9月 全店舗で導入開始

●吉野家
2020年1月21日(火)より国内の1,179店舗(2020年1月22日時点)で導入開始

大手百貨店や空港などのほか、多くの中国人観光客が利用するとみられるブランドショップ、家電量販店、アパレルショップ、物販店、飲食店など、幅広いジャンルの店舗がぞくぞく導入しています。今後も導入店舗はますます増えていくでしょう。

2. WeChat Pay(微信支付)のしくみ

WeChat Pay(微信支付)は、日本でいうLINEに似た中国で人気のチャットアプリであるWeChat(微信・ウィーチャット)を提供するテンセントが手掛ける決済・送金サービスです。

その決済のしくみと流れを確認しておきます。

ユーザーはまずWeChat Pay(微信支付)に銀行口座を登録しておき、その口座からWeChat Pay(微信支付)へお金をチャージしておきます。

実店舗で買い物をする際には、WeChat Pay(微信支付)決済ができる店舗のレジの店員に対して、自分のユーザー識別情報が記されたQRコードをスマホ画面上に表示させて見せます。すると店員はレジに決済金額を入力後に、お客さんのスマホ画面上のQRコードをスキャンして読み取ります。認識すれば決済完了です。

3.中国ではQRコード決済がポピュラー

上記で述べたように、最近は日本でも続々とWeChat Payを導入する店舗や施設が増えています。一昔前の日本における主流の決済方法といえば、現金やクレジットカード、たまに電子マネーといった様相でしたが、最近ではキャッシュレス還元もあり、QRコード決済も一般的になりつつあります。しかし中国では、現在の日本よりもはるかにQRコード決済がポピュラーであることは認識しておきたいものです。

WeChat Pay(微信支付)を導入している店舗の多くは、そうしたQRコード決済が当たり前の訪日中国人の集客や決済の利便性UPを大きな目的としています。

中国人観光客は、訪日前に目的の店舗でWeChat Pay(微信支付)が利用できるかを調べていることもあるため、日本の店舗は「WeChat Pay(微信支付)が利用できない店舗」として最初から来店の選択肢から外されてしまうのを避ける必要があります。また、せっかく中国人観光客が来店してくれたとしても、WeChat Pay(微信支付)が利用できないと知り、買わずに店を出てしまう可能性もゼロではありません。

WeChat Pay(微信支付)で支払いできるようにしておくことは、店内に中国語案内表示を掲げることと同様に、必要不可欠であるといえそうです。

4. WeChat Pay(微信支付)を導入する効果

WeChat Pay(微信支付)を導入することで、どのような効果を生み出す可能性があるのかをみていきましょう。

4-1.来店促進

先にも述べた通り、WeChat Pay(微信支付)導入は、中国人インバウンド集客施策として有効と考えられます。訪日中国人からすれば、見ず知らずの異国の店舗。そこで自分たちが日常的に活用するWeChat Pay(微信支付)が使えると知れば、来店しやすいはずです。おなじみのロゴマークを見ることで安心感を生むこともあるでしょう。

4-2.少額決済の増加

WeChat Pay(微信支付)のようなQRコードのスマホ決済の利点として、「財布を出さず、スマホだけでサッと買える」という点があります。つまり、少額決済の増加にもつながるといわれています。

4-3.継続利用の促進

店舗でWeChat Pay(微信支付)決済を行ったユーザーは、自動的にその店舗のWeChat(微信・ウィーチャット)公式アカウントのフォロワーに設定されるようになっています。
フォロワー登録されれば、店の会員やファンになってもらいやすくなり、リピート来店・購入を促すことができます。また、企業は決済によって得たユーザー情報を次のマーケティング施策に活かすこともできます。

【参考】

5. まとめ

WeChat Pay(微信支付)は、今後もどんどん日本店舗に導入されていくと予測できます。中国でポピュラーなQRコード決済はますます日本でも広がっていくかもしれません。
ポイントになるのは、ただ導入するだけでなく、いかに決済後もユーザーとの関係を継続させて、エンゲージメントを強化するかというところにあります。
また、WeChat(微信・ウィーチャット)との併用によるプロモーションにも可能性が見出せます。

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