中国通販サイトの宅配事情

中国の旧正月「春節」や、11月11日の独身の日などに、中国通販サイトが盛り上がっていることをよくニュースなどで目にします。ここまで中国ECが活発になっているということは、それだけ通信販売に必要な「宅配」の分野も活発になっていると考えられます。そこで今回は、中国ECを支える宅配事情を少し覗いてみましょう。

DATE : 2017/05/22

1. 2016年中国宅配便の個数は313億件

中国のEC事情は、他国の日本から見ても、その勢いはすさまじいものがあります。そのような中、宅配件数はどれくらいに上っているのでしょうか。中国の国家郵政局によれば、2016年の宅配便の個数は、約313億件にも上ったといわれています。

どれくらいの量なのかを日本の宅配便の量で比べてみると、国土交通省の発表によれば2015年度の宅配便取扱個数は約37億個だといいます。

単純に数字だけで比較しても、中国ECは非常に活発であることが分かります。

2. 中国通販サイトも宅配に参入!

現在、中国で宅配便を取り扱っている業者は、中国郵政の傘下にある「EMS(中国郵政速逓物流)」のほか、「四通一達」という民間の事業者(申通快逓、圓通速逓、中通速逓など)や「順豊速運(SFエクスプレス)」、そして米国の「フェデラル・エクスプレス(FedEx)」が主流になっています。

このような中、中国通販サイトの中で、国有・民間の宅配業者に頼らず、独自の物流センターや倉庫、配送センターなどを持ったり、自社のグループ会社の配送事業者を活用したりしているところもあります。例えば、京東商城が運営する「京東(JD.com)」や、通販アパレルサイトである「VANCL(凡客)」です。

京東(JD.com)などは、なぜわざわざ宅配業務に参入したのでしょうか。その理由として考えられているのは、現地の宅配業者がサービスのレベルが低いことです。荷物の届けられる時間の遅延、荷物の紛失や破損などのほか、旧正月などの中国ECが盛り上がる期間に、休業を決め込む宅配業者が多い実態があります。

3. 京東全球購(JDワールドワイド)には国際物流サービスの提供も

こうした宅配業者のサービスレベルの低さから考えると、日本企業が越境ECにおいて宅配業者の選定を行う際には、入念な事前リサーチと配慮が必要になります。しかし、現地の評判というのはなかなか正確に把握するのは困難です。
そこで、日本企業が信頼のおける物流を行う方法の一つに、京東(JD.com)の越境ECプラットフォームである「京東全球購(JDワールドワイド)」の日本館で提供されている、国際物流サービスを利用する方法があります。

「京東全球購(JDワールドワイド)」の日本館には、すでに日本企業が数多く出店しており、専属でショップの運営サポートも行われています。それに加えて、独自の物流サービスの強みが、越境ECでも活かされているといわれています。

4. 中国通販サイトの面白い宅配関連の取り組み

先日、米国のAmazonが小型無人機(ドローン)を用いた商品配送のテストを米国で行ったと発表しました。Amazonはすでに2013年12月に小型無人機を使った配送の構想を発表し、実験を重ねていました。

これに倣ったのか、中国EC最大手のアリババ社も、2015年2月の3日間、通販サイト「淘宝(タオバオ、Taobao)」において、生姜茶の無人航空機配送テストを行いました。

消費者宅へ、1時間以内に1銘柄の生姜茶を配送するというもので、試験は3日間に渡って行われました。地域は北京、上海、広州の3都市、計450件の配送が行われたそうです。無人航空機は、配送する先の建物の外まで届け、その後は、担当者が受け取り、玄関で消費者に品物を渡すという方法がとられたそうです。

今回は試験的にひとつのキャンペーンとして行われたとのことでした。こうした宅配にまつわる新しい取り組みも見られています。

5. まとめ

中国のECサイトに欠かせない宅配にまつわる状況は、越境ECを行う際にはぜひ知っておきたいものです。特に配送業者に対するクレームが多いといわれる現状、日本企業は入念に調査の上、信頼のおける方法で確実に届けることを考えたいものです。

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