中国最大級規模といわれる口コミ投稿サイト「大衆点評」は、非常に多くのユーザーに利用されており、特に訪日中国人が活用しているサイトです。すでに多くの日本企業が集客に結びつけています。
そこで今回は、大衆点評で実際に成果を出した企業の事例をご紹介します。
それぞれの業種・業態が大衆点評でどのように集客をしていったのか、確認していきましょう。
1.大衆点評とは
大衆点評はユーザーによる口コミ投稿で成り立っているサイトです。各店舗ページがあり、そこに口コミが投稿されてページが作られています。日本でいえば「食べログ」のようなイメージです。
店舗は公式登録することができ、店舗情報を編集できます。食べログと異なり飲食店だけでなく、百貨店、家電量販店、アパレル、ドラッグストア、エンターテインメント施設などあらゆる業種の店舗や施設が登録されています。
公式アカウント登録をして店舗のページを整え、広告掲載サービスなどを使用することにより、正しい情報や有益な情報を広くユーザーに伝えられるため集客につながります。また、すでに日本店舗は数多く登録されているためその中でいかに検索で上位に上らせるか、いかに訪日中国人ユーザーの注目を集めるかが重要になってきます。
2.大衆点評の集客成功事例4選
大衆点評で集客に成功した企業は、どのような方法で成功したのでしょうか?4つの事例をご紹介します。
2-1.中国人観光客が少ないエリアの焼肉屋で中国人の来店率アップ!
ある都内の焼肉店は、大衆点評を利用し始めたことで中国人の来店率が上がり、ほぼ毎日中国人客が来店するようになりました。
もともと店舗のあるエリア周辺は中国人観光客が多く訪れる場所ではなかったのですが、大衆点評を活用することで毎日の来店を実現し、売り上げの8~10%程は中国人客となったのです。
その理由はやはり大衆点評での口コミの効果によるもの。また大衆点評では事前購入の機能もあるので、来店時の注文の手間が省けます。
2-1.売上が1.5倍になった日本料理店。広告もうまく集客に活用
ある東京都心にある日本料理店は大衆点評に公式店舗登録をしたところ、徐々に中国人観光客の来店が増え始め、大衆点評の口コミをもとにどんどん来店率が上がっていきました。
直近では売り上げが前年度比1.5倍になりました。また、大衆点評の店舗ページのアクセス数が広告配信機能により4倍にもなりました。
2-3.クーポン利用率が高い居酒屋は口コミで信頼性UP!
ある都内の居酒屋はもともと外国人観光客の多いエリアの立地ですが、大衆点評に登録したところ、クーポン利用数は1ヶ月に40〜90件にも上るようになりました。
また店舗への口コミも多く寄せられるようになり、他の近隣の居酒屋で口コミのないところと比べて優位性を示すことができ、信頼性も上がりました。
中国人観光客は「せっかく日本に来たのだから」と値段を気にせず食事をするところがあり、客単価が高いのが特徴で、売上もアップしました。
2-4.着物レンタル店は99%大衆点評で中国人を集客!
着物レンタル店は外国人観光客に人気のお店ですが、単価も高いため集客に悩みがちです。ある着物レンタル店は大衆点評に登録したところ、中国人の集客に成功し、99%大衆点評の力で集客することができました。
チラシを配布しつつ大衆点評への口コミを依頼し、コツコツ活動していたところ、1日平均3、4名の中国人客が訪れるようになりました。
3.まとめ
大衆点評に公式アカウント登録することで、集客に成功した事例をご紹介しました。業種問わず、大衆点評の中国人を引きつける力は大きいと言えます。どのように引きつけるかは広告やクーポンなどさまざまですが、まずは大衆点評に登録し、自店舗に合った集客方法を実施することがポイントとなりそうです。
【参考】