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観光スポットが中国人インバウンドを効果的に集客する方法

近年中国人インバウンドは、かつての「爆買い」のようなモノ消費から体験を求める「コト消費」へとシフトしているといわれています。日本でいかに楽しく充実した滞在を楽しんでもらうかが問われる今、景勝地や観光施設などの観光スポットは、そうした「コト消費」のニーズを満たすことができる可能性に満ちています。

 

観光スポットが効果的に中国人インバウンドを集客するためには、どのような方法が考えられるのでしょうか。その方法を解説します。

DATE : 2020/03/18

1.インバウンド観光客とは

インバウンド観光客とは、他国から日本を訪れる旅行者を指します。日本経済において重要な役割を果たしており、地域活性化や国際交流の促進に寄与しています。日本政府は現在、新型コロナウイルスの影響を受けた観光業や飲食業の回復に取り組んでおり、訪日外国人観光客数は再び増加傾向にあります。特に、アジア地域からの訪日客が多く、中国、韓国、台湾、香港などからの旅行者が主要となっています 。

日本のインバウンド観光は、1964年の東京オリンピックを機に本格化しました。オリンピックにより、日本は国際的な観光地としての地位を確立し、海外からの観光客が増加しました。1990年代から2000年代初頭にかけては、バブル経済の崩壊やアジア経済危機などの影響で伸び悩んだ時期もありましたが、2003年のビザ緩和政策や、訪日旅行のプロモーション活動の強化により、再び成長を遂げました 。近年では、2019年にラグビーワールドカップ、2021年に延期された東京オリンピック・パラリンピックが開催され、インバウンド観光をさらに促進する役割を果たしました。

2024年の日本のインバウンド観光は、ポストコロナ時代において新たな局面を迎えています。観光地の持続可能性や地域特有の文化体験の提供、ICTを活用した観光客への情報提供が重要視されており、観光業界全体でのデジタルトランスフォーメーションが進んでいます。また、多様な国籍の観光客を迎えるための多言語対応や、旅行者の安全を確保するための施策も求められています 。

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2.中国人インバウンドにとっての日本の観光スポットの魅力とは?

観光庁の「訪日外国人の消費動向(平成29年年次報告書)」によれば、訪日中国人の主な来訪目的のうち、77.1%が「観光・レジャー」となっています。

また、日本貿易振興機構(JETRO)が2018年12月に実施した「中国の消費者の日本製品等意識調査」によれば、「日本に旅行したら、何がしたいですか?」の問いに対して、次の順で多い結果となりました。 

第1位 買い物 59.8%

第2位 食事 59.7%

第3位 遊園地、テーマパーク、娯楽施設等で遊ぶ 47.9%

第4位 桜鑑賞 44.0%

買い物や食事はやはり基本的な願望のようですが、娯楽・レジャー、桜鑑賞などの観光系も決して少なくありません。

実際に日本を訪れた訪日中国人は、次のように答えています。

「交通が便利で、観光地も安全」

「清潔で便利」

「スタッフが笑顔で歓迎してくれるから嬉しい」

「礼儀正しい」

「子どもや女性に優しい」

これらの内容から、訪日中国人にとって観光スポットそのものの魅力はもちろん、その利便性や安全性、そして接客・接遇面でのレベルの高さが魅力的に感じられていると考えられます。

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3.観光スポットが中国人インバウンドを集客するには?

では観光スポットが中国人インバウンドを集客するためには、どのような施策が考えられるのでしょうか。その施策をご紹介します。

3-1.中国人インバウンドが見るサイトに観光スポットの情報を掲載する

中国人インバウンドを集客するのに最も重要なのは、いかに「知ってもらうか」にあります。知ってもらうためには、中国人インバウンドが訪日前によく閲覧するサイトに情報を掲載することが必要不可欠です。

例えば、中国人向け口コミ・レビューサイト「大衆点評」は一つの大きな情報発信手段です。大衆点評は、世界各国の店舗や観光スポットをはじめとした幅広いジャンルの情報と口コミが3,000万件以上掲載されているサイトで、中国政府提供のデータによると、訪日中国人FIT旅行者(個人旅行者)の55%が旅行前に大衆点評のレビューを参考にしていることがわかっています。

このことから、大衆点評のビジネスアカウントを作成し、登録して観光スポットの情報を掲載することで、まずは「知ってもらう」ことが可能です。

3-2.中国人客に観光スポットの口コミをしてもらう

知ってもらったら、次はいかに「そこに訪れることで有意義な時間が過ごせるか、得できるか」を伝えることが重要になります。

かつての「爆買い」を象徴とする「モノ消費」から「コト消費」へ現在はシフトしており、日本の店舗や施設は、より「コト消費」を充実させる必要がある時期にきています。

観光スポットは、まさにコト消費がメインの場所であることから、今後さらにスポットライトが当たる可能性のある施設といえます。

競合他社に勝ち、中国人インバウンドに選んでもらうためには「良い体験ができる」という口コミをしてもらうことが重要になってきます。

ここでも「大衆点評」が役に立ちます。大衆点評では、悪意のある口コミや嘘の口コミなどを厳しくチェックしており、不正対策にも力を入れています。そのため、ユーザーは信頼の置ける情報が掲載されているサイトとして重宝しています。

そうした大衆点評に登録し、中国人インバウンドが興味関心を持ちそうな情報を掲載することで良い口コミも増えることでしょう。

3-3.特典付き入場チケット情報を掲載する

大衆点評では、店舗や施設、スポットの情報が掲載されているだけでなく、各種クーポンなどの割引情報や入場チケットなども多数掲載されており、多くのユーザーに利用されています。

特に観光スポットは、特典付きの入場チケットを大衆点評で案内することで入場チケットの販売促進につながります。

訪日前に決済完了することもできるため、当日の決済対応も不要になることでトラブル予防にもつながります。

4.飲食店で訪日中国人観光客が抱える悩み

訪日中国人観光客が日本の飲食店で抱える悩みとして、言葉の壁が最も大きな要因となっています。メニューが日本語のみで表示されていることが多く、特に地方の飲食店では英語や中国語での説明が不足しているため、注文時に困難を感じることがあります。また、料理の内容や調理方法、使用されている食材について詳しい情報が得られないことも不安要素となります。特定の食材にアレルギーを持つ人や宗教的な理由で特定の食材を避けたい人々にとって、これらの情報は非常に重要な課題です。

さらに、中国では「現金払い」から「キャッシュレス決済」へのシフトが進んでいる一方で、日本の飲食店ではクレジットカードや電子決済が利用できない店舗が未だに存在することが多いため、支払い方法に関する問題もあります。このような場合、現金を持ち歩く必要があり、手間や不安を感じることがあります。また、日本特有の文化やマナー、例えば靴を脱いで座敷に上がることや、おしぼりの使い方、チップの不要性など、文化的な違いに戸惑うことも少なくありません。これらの要因が重なり、訪日中国人観光客にとって、日本の飲食店での食事が時にストレスフルな体験となることがあります。

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5.飲食店が訪日中国人観光客を集客する方法

訪日中国人観光客を集客するために、飲食店はまず言語対応を強化することが重要です。中国語のメニューを用意し、店員が簡単な中国語を話せるようにすることで、観光客は安心して利用できるようになります。決済方法の多様化も必要です。中国ではAlipayやWeChat Payなどのキャッシュレス決済が一般的であり、これらの決済手段を導入することで、観光客にとって利便性が向上します。

また、中国のSNSプラットフォームでの情報発信も効果的です。WeChatやWeiboを活用して、店舗の魅力を伝えることで、口コミによる集客が期待できます。中国人観光客は口コミを重視する傾向があるため、実際に訪れた人々のレビューが多いほど、信頼度が増します。

飲食店事業者には「大衆天評」がおすすめです。大衆天評は、中国だけでなく、海外旅行先での飲食店選びにも多くの中国人観光客が利用しています。信頼性の高いレビューを提供することで、訪日観光客が飲食店を選ぶ際の重要な基準となっています。このため、日本の飲食店が大衆天評に掲載され、高評価を得ることは、中国人観光客を効果的に集客するための強力な手段となります。

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6.まとめ

観光スポットは昨今の中国人インバウンドの「コト消費」への関心の高まりから、集客のチャンスがあるということ。そのためには、まず「知ってもらう」こと。そしていかに「楽しく、充実した得する場所」であるかを訴求すること。そして事前に特典付き入場チケットなどの決済を促すこと。これらがポイントになります。

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