中国SNSのうち、Weibo(微博・ウェイボー)を活用したプロモーションは、すでに多くの日本企業や団体が取り入れています。しかし、Weibo(微博・ウェイボー)のプロモーションといっても、ただ単独でプロモーションを行うのではなく、あらゆるメディアやその他施策などと組み合わせてはじめて効果が出るのが一般的です。
そこで今回は、Weibo(微博・ウェイボー)活用プロモーションは、「組み合わせ」することによって、より成果につながるということをご紹介します。
1.Weibo(微博・ウェイボー)活用プロモーションとは
1-1.企業アカウント130万を抱えるWeibo(微博・ウェイボー)
Weibo(微博・ウェイボー)は、ユーザー数7億人、アクティブユーザー数1.39億人/日、投稿数 1.3億/日という巨大なSNSです。モバイルログインが90%ということから、モバイルプロモーションに向いています。企業アカウントも130万と多く、それだけ活用の余地があるということが分かります。
1-2.Weibo(微博・ウェイボー)におけるプロモーション
プロモーションに活用する際に知っておきたいのが、Weibo(微博・ウェイボー)において具体的にどのようなことができるのかということです。
主に、次のようなことが可能です。
・情報発信
・投稿
・広告出稿
企業アカウントを取得して、これらを実施することにより、Weibo(微博・ウェイボー)ユーザーが情報を積極的に共有し、拡散してくれます。その後、圧倒的な数のユーザーにリーチすることができ、やがて興味・関心の高いユーザーによって来店・購買のアクションが発生する仕組みになっています。
2.Weibo(微博・ウェイボー)と他メディアとの連携パターン
Weibo(微博・ウェイボー)のプロモーションは、それ単体で行うのではなく、他のメディアなどと連携することで、最終的な購買へとつながるといわれています。そこで、どのような連携があるのか、日本企業の事例を見ながら確認していきましょう。
2-1.Webページへの誘導
観光メディアは、いかに訪日中国人観光客に閲覧してもらえるかにかかっています。そこで、ある観光メディアは、Weibo(微博・ウェイボー)内に、ランディングページのような観光名所などを載せたページを作成して発信することで、多くの閲覧者を獲得することに成功しています。ただWeibo(微博・ウェイボー)公式ページで情報発信するだけでなく、Webページと連携させた事例です。
2-2.実店舗への誘導
日本の店舗へ訪日中国人観光客を呼び寄せる施策はよく行われています。中国人旅行者に来店してもらうための一つの方法が、認知度の向上です。Weibo(微博・ウェイボー)において公式アカウントを開設し、クーポン配布キャンペーンを実施することで、来店客数が倍増するなどの成果を上げている店舗は多くあります。
オンラインとオフラインとを連携させた事例です。
2-3.KOLによる情報拡散
中国人たちにとって、企業からの情報よりも、信頼が置けるといわれていることから、優勢になっている口コミ情報は、KOL(キー・オピニオン・リーダー)といった信頼のおけるユーザーによるWeibo(微博・ウェイボー)上での情報拡散によって、さらにプロモーション成果を高めることができます。
例えばある医薬品メーカーは、フォロワー数が400万人近くいる有名ブロガーに、ライブ動画内でドラッグストアで販売されている自社商品の紹介をしてもらいました。すると、瞬間動画視聴が3万人、いいね200万人などの多大な成果を出すことができ、ブランド認知が上がりました。
Weibo(微博・ウェイボー)とKOLを連携させた事例となります。
3.まとめ
Weibo(微博・ウェイボー)を有効活用するには、いかにうまく他のメディアや施策などと連携してプロモーションするかにかかっています。それ単体で考えるのではなく、多数のメディアもしっかり準備をして、Weibo(微博・ウェイボー)を一つのメディアとして総合的にプロモーションを実践するのをおすすめします。