1.Weibo(微博・ウェイボー)のプレゼントキャンペーン事例
Weibo(微博・ウェイボー)を活用したプレゼントキャンペーンは、既に数多くの日本企業が実施しています。中でも注目の事例から、具体的にどのようにキャンペーンを実施するのか、何をプレゼントにしているのか確認しておきましょう。
1-1.ANA(全日本空輸株式会社)の事例
ANA(全日本空輸株式会社)は、「ボーイング787」という最新旅客機のキャンペーンとして、日本へのツアーの遊覧飛行付きのプレゼントキャンペーンを実施しました。投稿記事を転載することが応募の条件です。リツイートの数も多く約90万人にPRできたそうです。
1-2.ユニクロの事例
ユニクロ(株式会社ファーストリテイリング)は、開店前の時間からWEBサイト上でユーザーにバーチャルに行列に並んでもらうというキャンペーン。並ぶと抽選でプレゼントやクーポンが当選するしくみです。結果、1店舗9万人もの人がバーチャルで行列を作り、合計人数は240万人にも上ったといいます。
1-3.家電量販店の事例
ある家電量販店は、訪日中国人をターゲットにWeibo(微博・ウェイボー)のFeed広告でプレゼントキャンペーンを実施しました。Feed広告はターゲットを絞ることができるので、確実に訪日前の中国人にアピールできます。同時にクーポンを配布したため、来店につながりやすい要素もあったことから、フォロワー数だけでなく、実店舗への集客も実現したといいます。
2.Weibo(微博・ウェイボー)プレゼントキャンペーンを成功させるポイント
こうしたWeibo(微博・ウェイボー)におけるプレゼントキャンペーンは、ふさわしいプレゼントを用意したり、同時にクーポン配布やターゲット選定などをしっかり行ったりすることで、成功させることが可能です。まとめると、次のようなポイントを意識することが大切といえます。
2-1.ターゲットを絞り、ターゲットが欲しいプレゼントを用意する
プレゼントキャンペーンはターゲットを絞って的確にニーズに応えたプレゼントを提供することがポイントです。これはマーケティングにおいてはよく知られていることですが、顧客のニーズが多様化する中で、いかに顧客や見込み客を多く獲得するかということの前提条件となります。
一見、ターゲットを絞ると見込み顧客が減ってしまうような気がして、不安になってしまうものですが、実際はむしろ絞ったほうがその母数が増えるといわれています。
例えば、いつでも使えるクーポンをプレゼントするキャンペーンをターゲットを絞らずに配布したとします。しかし他方で、春節時期に訪日する予定の中国人たちに期間限定で店舗で使えるクーポンを配信している競合他社がいれば、そちらのほうにターゲットが取られてしまいます。
ターゲットをピンポイントで絞ることで、確実にクーポン利用率が上がるといわれています。他のプレゼントについても本当に欲しいと思う人だけが応募し、ファン化・集客はもちろん、ロイヤルカスタマーになり得る可能性もあります。
2-2.中国人の嗜好に寄り添う
日本で行うキャンペーンとは差をつけ、中国人たちの嗜好を分析し、それに寄り添うキャンペーンを実施することが大切です。
かつてユニクロが中国の方言6パタ-ンの歌を使用したCMを製作したことは記憶に新しいことです。親しみのあるコンテンツをどんどん配信することで、顧客からの信頼度も高まります。
3.まとめ
Weibo(微博・ウェイボー)のプレゼントキャンペーンを実施する際には、ぜひポイントを押さえて実施してみてください。それにより、フォロワーや集客、ファン化が確実なものになるでしょう。