ユーザー数7億にも達し、その勢いがとどまらない中国のSNS、Weibo(微博・ウェイボー)。企業公式アカウントを作成し、公式アカウントページで中国人ユーザーへ情報発信をしていくことができます。
今回は、Weibo(微博・ウェイボー)の公式アカウントページに掲出できる内容を具体的にご紹介します。クーポンまで掲出できる点は、越境ECやインバウンドプロモーションに取り組む日本企業にとって注目に値します。
1. Weibo(微博・ウェイボー)企業公式ページとは?
Weibo(微博・ウェイボー)には「一般アカウント」「企業公式アカウント」「個人認証式アカウント」の3つのアカウントの種類があります。このうち、法人専用のアカウントが「企業公式アカウント」であり、企業公式アカウントページからの情報発信によるブランディングや、イベント実施、Eコマース展開、各種広告配信などを行えるプロモーションの場として活用できます。
Weibo(微博・ウェイボー)公式サイトによると、企業アカウントをフォローしているユーザーは3.25億人にも上り、一人当たり8企業をフォローしており、月間企業とユーザー間のインタラクティブ数は1,000万、反応数としてのコメント・メッセージなどは1,500万にも上るといいます。
2. Weibo(微博・ウェイボー)企業公式アカウントページの要素
では、企業アカウントを作成すると運用できる企業公式アカウントページでは、どのような要素を掲載できるのかを確認しておきましょう。
2-1. 企業ロゴ・企業情報
企業のロゴや企業名、業種、企業紹介文などの情報を設定できます。ロゴはページ上部のメインイメージの中央に掲出されます。
2-2. ローテーションバナー
メインイメージのすぐ下に、自社商品・サービスの広告バナーを5つまで設定できます。今開催しているイベントやキャンペーンなどの告知をすると効果的に集客につながります。
2-3. タイムライン投稿
自社担当者が随時、文章や画像、動画などを投稿することでタイムラインに表示されます。一つの投稿だけ、TOP固定表示をさせることも可能です。
2-4. カスタマイズ領域
イベント情報・クーポン情報・スタッフ紹介・写真アルバム、ピックアップ動画紹介など、自由にカスタマイズできる領域が、左のサイドメニューにあります。
2-5. 自社関連アカウントの表示
複数のアカウントを持つ場合はそれらのアカウントや、関係性のあるアカウントなどを表示して誘導できます。
3. 活用のポイントは?
いずれも集客・販促に役立つ要素ですが、特に企業公式アカウントページを活用するためにはクーポンなどの掲出や分析機能を活用することがポイントです。
3-1. クーポンを活用する
クーポンを掲載すれば、中国人たちが訪日したときに購買を促すことも可能です。
実際、日本に実店舗を持つ企業が、企業公式アカウントページでクーポンを1週間掲示して配布したところ、クーポン利用開始日から3日間で4,000人もの来店があったという成功事例があります。
3-2. ユーザー分析でPDCAを回す
ただ闇雲に情報発信するよりも、公式アカウントページに訪れるユーザー数から、フォロワーの数、投稿ごとの閲覧数などができるアナリティクス機能を活用することで、様々なデータを取得することができ、効果的な施策につなげることができます。
また、ユーザー特性に応じた情報発信は、ロイヤルティを高めることにもつながると考えられます。こうして分析結果から次なる施策を行うことを繰り返すPDCAを回していくことで、より集客と売り上げアップにつながります。
4. まとめ
Weibo(微博・ウェイボー)企業公式アカウントを作成し、公式アカウントページを運用していくことで、より効果的な中国プロモーションを実施することができます。
特にクーポンや広告バナーなどを掲出できることは大きな集客効果につながることもあります。