中国SNSの中でも、莫大な登録ユーザーに対して情報拡散を行い、ブランド認知や商品認知を拡大させることのできるWeibo(微博・ウェイボー)。企業が活用するには、まずWeiboアカウントを登録する必要があります。
しかし、Weiboアカウントの登録方法ははじめての場合、なかなか分かりにくいものです。そこで、分かりやすくその登録方法をご紹介します。
1.Weibo(微博・ウェイボー)とは
Weibo(微博・ウェイボー)は、TwitterやFacebookと同じように、文章や写真などを投稿し、情報共有を行うことのできるSNSの一つです。中国の人々にとって、知人や友人、インフルエンサーたちからの情報は、企業からの直接の情報と同じくらい重要な価値を持っているといわれています。例えば、買い物するのにも、Weibo上における活発な情報交換や口コミをチェックすることで、その商品を買うかどうかが検討されているのです。
Weibo(微博・ウェイボー)は、中国の人たちにとって、日常生活における情報収集・交換のかっこうの場になっています。
このことに目をつけ、日本企業の多くがすでにWeibo(微博・ウェイボー)で公式アカウントを開設し、有意義なプロモーションを行っています。
2.Weiboアカウントは2種類ある
Weibo(微博・ウェイボー)のアカウントには2種類があります。それは、「一般アカウント」と「公式アカウント」です。公式アカウントには、企業と個人の2種類があります。
一般アカウントは、自由に登録できるもので、通常、個人利用で登録する場合にはこの一般アカウントに登録することになります。
一方、公式アカウントは、必要書類を提出することで、承認された後にアカウントが開設できます。企業用は「企業認証公式アカウント」、個人用は、「個人認証公式アカウント」と呼ばれています。
3.公式アカウントに登録する準備と方法
では、公式アカウントのうち、「企業認証公式アカウント」に登録するときには、どのような準備が必要で、どのような手順で登録が完了するのでしょうか。その登録の流れを見ていきましょう。
3-1.企業認証公式アカウントに登録申請をする
企業がWeibo(微博・ウェイボー)のアカウントを開設する際、通常は「企業認証公式アカウント」に登録することになります。
企業認証公式アカウントに登録するときに必要なことがあります。それは、登録申請を承認してもらうことです。
3-2.一般アカウントに登録する
企業公式アカウントに登録するためには、まず一般アカウントを取得しておく必要があります。その上で、企業の公式アカウントへ取得の申請をします。
3-3企業認証の際に必要な書類を準備する
公式アカウントを開設する際に必要な書類は、アカウント開設を代行する企業に依頼するのか、自社でアカウント開設するのかによって異なります。
たとえば、当社で公式アカウント開設を行う場合は、次の書類が必要になります。
・担当者の名刺
・登記簿謄本
・商標登録証明書
・誓約書
・申込書
商標登録証明書は、会社名とアカウント名が不一致の場合のみ、必要です。
会社登記簿謄本と商標登録証明書は、発行から3か月以内のものが必要です。
3-4.必要事項を入力し、必要書類を提出する
アカウント開設のための必要事項を入力したら、必要書類を提出していったん完了です。
このデータをWeibo(微博・ウェイボー)側で確認され、審査がスタートします。
すべての書類がそろっていれば、およそ7日程度で公式アカウントが開設されます。
4.公式アカウントへの登録が完了したら
無事に公式アカウントへ登録できたら、同時に広告アカウントが開設されます。これにより、Weibo上でプロモーション活動が行えるようになります。
例えば、「Weibo Feed広告」では、地域や年齢、性別などのターゲティングを細かく設定して、広告を配信していくことができます。投稿がシェアされることで、大幅な拡散が見込めます。
自社サイトやECサイトへの誘導や、キャンペーン訴求、新発売の商品の訴求など、自社が選んだ層のユーザーに対して配信することができます。
また、その広告の効果を測る仕組みも用意されているため、広告配信後も、継続した広告運用を行っていくことが可能です。
5.まとめ
Weibo(微博・ウェイボー)は今、中国で非常に人気を集めるSNSです。日本企業たちは、公式アカウントに登録し、巨大な規模の中国ユーザーに対して、プロモーションを実施しています。
Weibo(微博・ウェイボー)の企業公式アカウントは、必要な書類を申請し、それが承認を受ければ、登録完了です。これにより、Weibo上でさまざまなプロモーションをかけていくことができるようになります。賢く活用して、中国でのマーケティングに活かしてみましょう。