1.海外ブランドのWeChat(微信・ウィーチャット)プロモーション成功事例
特に海外企業の中でも、高級ブランドはWeChat(微信・ウィーチャット)を用いて次のような施策を行っています。
1-1.CHANEL(シャネル)
パリのファッション、コスメ、ジュエリーブランドCHANELは、WeChat(微信・ウィーチャット)の「購読アカウント」を用いて、コンテンツ配信を行っています。
そもそもWeChat(微信・ウィーチャット)の公式アカウントには、「サービスアカウント」「購読アカウント」「企業アカウント」の3種類があります。
この中でも購読アカウントは、企業も個人も開設可能で、主にWeChat(微信・ウィーチャット)を活用するユーザーへ情報を発信できるアカウントです。
購読アカウントでは、記事を1日1回投稿することができ、毎月4回の記事通知に制限されているサービスアカウントと比べて情報提供を頻繁に行うことができる利点があります。
CHANELは画像や動画などを駆使して、製品の情報、ブランド認知度アップのためのブランドの歴史、ファッションやメイクアップの情報、イベント情報などから企業ニュースまで、あらゆる情報をWeChat(微信・ウィーチャット)上で発信しています。
1-2.Burberry(バーバリー)
イギリスのファッション、アクセサリー、香水ブランドのBurberryも、WeChat(微信・ウィーチャット)上でパワフルに情報発信を行っています。最も目立つのは、ファッションショーのライブ配信、中国の旧正月(春節)に合わせたギフトコレクションの提案動画など、インタラクティブな情報発信です。
旧正月向けのギフトはキャンペーンも行っており、WeChat(微信・ウィーチャット)を介して友人へメッセージと共に、筒に入ったカシミヤのスカーフの画像を届けることができるようにしました。これにより、店舗誘導も成功させています。
また、Burberryのアジアにおけるビックイベントを360度閲覧できるページも作成しています。
あらゆる媒体を駆使するのに長けているBurberry にとって、WeChat(微信・ウィーチャット)はデジタルマーケティングの一つの重要な道具であるようです。さまざまな方策で手の込んだ仕掛けで、マーケティングを成功させています。
1-3.TIFFANY&CO(ティファニー)
アメリカのジュエリーブランドTIFFANY&COも、WeChat(微信・ウィーチャット)上に公式アカウントを持っています。
TIFFANY&COが行っているのは、ブランドの歴史などのブランド認知向上をねらいとした情報発信の他、TIFFANY&COのお店の周辺にいるWeChat(微信・ウィーチャット)ユーザーに対して、メッセージを配信するなどの店舗誘導も行っています。
さらに自社アプリへの誘導も行っており、WeChat(微信・ウィーチャット)ユーザーに対して、できる限り新鮮な情報を届け、リアルなコミュニケーションを行っているのが特徴です。