中国大手IT・ネットサービス企業、Tencent(騰訊)が2011年にリリースした、文字や音声、写真や動画、グループチャットなどでコミュニケーション通知など基本機能が出来る無料メッセージアプリ。
2011年1月にサービスを開始後、中国ではスマートフォンユーザーは誰もが使用していると言っても過言ではない程、現在の中国人の生活に欠かせないコミュニケーションツールとなっています。 2011年4月、海外向けに「WeChat」として展開し、テンセントが以前より提供していた インスタントメッセンジャーQQの発展型として、メッセンジャー機能と ソーシャル・ネットワーキング・サービス機能の融合が特徴と評されています。現在20以上の言語版があり、200の国と地域をカバーしており、70を超える国と地域でナンバーワンのソーシャルアプリです。
2020年第1四半期、WeChatのMAU(月間アクティブユーザー)は12億500万に達しました。これは全人口の86%をカバーする数字です。それにともにミニプログラムユーザーも順調に増加し、DAUは4億を超えました。これは1月比で1億人も増えています。ミニプログラム経由の通販は2019年、8000億元(12兆600億円)のGMV(成約総額)をたたき出し、拼多多に接近するレベルです。
日本のLINEによく似たアプリですが、LINEよりも機能も多く、WeChat/微信で様々なことができます。チャット以外では主に「WeChat Pay(微信支付)」という決済機能がよく使われています。WeChatは訪日中国人ほとんどの人が使っているので、インバウンド集客のPRなどにも活用されています。