滴滴出行(Didi)は中国大手の交通プラットフォームです。世界約400都市、5億人以上のユーザーへ交通サービスを提供していると言われています。滴滴出行(Didi Chuxing Technology Co.,)により運営されており、2012年6月にリリースされた「嘀嘀打車」はタクシーの配車サービスアプリでした。2015年2月に「嘀嘀快的」を開始した後同年9月に「滴滴出行(Didi)」にリブランドされました。
滴滴出行(Didi)の特徴は、ライドシェア(相乗り)にもタクシーの配車にも対応していることです。タクシーは自社のもの、他社のもの問わず呼ぶことが可能です。最近は自動運転タクシーの運用を目指していることが話題となっています。バス、レンタカー、自動車保険等交通に関する幅広い事業へ進出していることが特徴です。
日本では2019年よりソフトバンクとの合弁会社DiDiモビリティジャパンがサービスを行っています。デジタルサイネージ等広告の出稿機会にも注目されています。
また、滴滴出行(DiDi)は2018年4月に31社の自動車業界パートナーとともに「洪流連盟(DiDi Auto Alliance)」を設立することを発表しました。アライアンスにはフォルクスワーゲン等の自動車メーカーの他にもトヨタ、パナソニックといった日本企業も参加しています。世界の企業を巻き込み、同社のプラットフォームをスマートモビリティの促進などに向け幅広く活用していくこととしています。