快手は最短7秒、最長57秒の動画を投稿し共有することができる動画アプリです。中国では「快手」、グローバル版として「Kwai」があります。運営しているのは「快手科技」。中国のショート動画アプリの中でも「快手」は「抖音(TikTok)」と共に人気のプラットフォームです。
快手は2011年にGIF画像共有のためのサービスとして始まり、2013年にミニ動画共有アプリに転換。2014年から快手に名称変更しました。2018年にはアプリ内でビデオゲームを楽しむことができるミニゲーム機能、今年に入ってからはアバター機能などのサービスも開始しました。今では日本を含め世界中に7億以上の登録ユーザーがいると言われています。
快手1つで撮影→編集→投稿の作業を完結することができ、WeiboやWeChatにも投稿可能です。ユーザーは地方都市に住む若い世代が多く、一般ユーザーが投稿するありふれた生活など共感を呼ぶ動画、素朴でリアリティのある動画が支持されています。投稿者と視聴者の交流がしやすいコミュニティとなっていることが特徴です。
ライブコマースも活発で、トップセラーの多くはKOL(Key Opinion Leader)より中小企業や工場のオーナー、農家など。日常の業務に関連するコンテンツを多く作成し、ユーザーからの信頼を獲得することで、ECの売上に繋げています。
2020年11月には、香港取引所からショート動画プラットフォームとして初めての株式上場を目指していると報じられています。