インバウンド(Inbound)
外国人が訪れてくる旅行。訪日外国人旅行。対義語はアウトバンド(Outbound):海外旅行。
日本政府観光局(JNTO)によると、2018年の訪日外国人は3119万人と前年から8.7%増加し、2019年は2018年を超える3182万人と右肩上がりとなっております。
ではなぜ訪日外国人が増えたのか?
2003年以降、政府は観光立国の実現を目標に掲げ、ビジット・ジャパン・キャンペーンといわれる訪日プロモーション活動を進めてきました。また、インターネットが普及したことにより、日本の伝統文化や漫画・アニメなどのポップカルチャーに対して海外からもアクセスできるようになりました。結果、日本への理解や興味、訪日需要などが高まってきています。
その他に大きな要因として、格安航空会社(LCC)の普及、原油安による燃油サーチャージの低下、免税対応、円安など様々です。
2015年の流行語大賞にもなった「爆買い」で代表される中国人インバウンドにおいては、上記の要因に加えて、中国の急速な経済成長に伴い訪日中国人も増加傾向にあります。 また、WeChatや大衆点評などの中国SNSや口コミサイト、Trip.com(旧Ctrip)や馬蜂窩、飛猪といった旅行サービスなど、オンラインプラットフォームが充実してきたこともインバウンド増加の要因といえるでしょう。