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アフターコロナに向けた中国人インバウンドを集客したい店舗の集客対策

インバウンドに関連した事業者の多くは、新型コロナウイルスを受け、大きな影響を受けています。数ある課題の中でも深刻なのが、訪日外国人の来客減少や売上減少です。特に、これまで訪日中国人に多く利用されていた飲食店や小売店はどのような集客施策を取っていくことができるのでしょうか。今回は、その効果的なアイデアをご紹介します。

DATE : 2020/10/06

1.中国インバウントが注目される背景

コロナ禍により、日本国内では訪日中国人たちの姿を目にしなくなりました。しかし、遠く中国の地で、訪日したいと考えている中国人たちは、日本への熱望をなくしたわけではありません。

日本インバウンド・メディア・コンソーシアム(JIMC)が、2020年4月3日~4月5日に、新型コロナウイルスによるインバウンド市場への影響を把握するため、中国の人気SNSであるWeChat(微信・ウィーチャット)ユーザー145名を対象に、訪日旅行に関する緊急意識調査を実施したところ、「新型コロナウイルスによる影響が収束した後の国内外への旅行意欲」については、約79%の人が旅行に対して積極的でした。

また、「ダメージが大きい観光産業支援のためにも積極的に旅行をする」と回答した人は15.9%に上っています。

特に、訪日旅行については約72%が前向きにとらえており、「中国政府や日本政府が安全宣言を出したら行ってもよい」と答えたユーザーは58.6%にも上りました。

そして「新型コロナ終息後に行きたい国」を尋ねたところ、トップは「日本」で44%。日本への人気は如実に現れています。

このアンケート調査結果からは、思いのほか多くの中国人が訪日旅行の機会をうかがっていることがわかります。

中国政府は2020年より続けてきたゼロコロナ政策にて、海外旅行を制限してきましたが、2023年2月以降は段階的に緩和しています。

JITOが2023年8月に発表したレポートによれば、コロナ前の2019年と2023年の中国からの訪日外客数を比較すると、2023年2月以前は10%以下でしたが、2023年7月は30%程まで回復しています。

また、2023年8月10日付で中国政府は海外旅行制限措置を緩和したため、今後中国インバウンドは大きく伸びることが見込まれます。

2.中国インバウンドを集客する方法をご紹介

今後は、今までの常識とは異なる、ニューノーマルな改革が、集客にも求められています。

新しい施策と共に、訪日中国人が増えるであろうアフターコロナまでをも見据えたインバウンド集客施策を早期から実施しておくことが重要です。ここでは、ニューノーマル対応の効果的な集客方法をご紹介します。

2-1.「大衆点評」を活用する

大衆点評とは、中国最大級の口コミサイトです。コロナ以前からインバウンド集客には大いに利用されていましたが、コロナ禍により、ますます有効になってきています。

大衆点評には、世界中の3,000万以上もの店舗情報と消費者によるレビューが掲載されています。日本の店舗登録数は100万店舗以上にも上ります。

訪日中国人の55%が利用しており、月に55万人が日本のエリアのページを閲覧しています。もはや日本へ旅行する中国人にとって欠かせない情報ツールといっても過言ではありません。店舗登録や口コミなどはすべてユーザーが行っており、この大衆点評に店舗登録されているかどうかは、訪日中に店舗に訪れるかどうかの大きな基準となっているのです。

コロナ禍を受け、訪日客がストップしてしまっている今こそ、店舗は公式アカウント登録を行い、店舗情報を整え、ファンをできるだけ多く作っておくことが有効といえるのではないでしょうか。

公式登録すると、大衆点評内での検索結果の上位に表示させたり、大衆点評内での広告やWeb来店予約機能が利用できたりと、集客メニューが利用可能になります。こうしたツールを利用して大衆点評内で認知度を高めておくこと、ファンを多く作っておくことがポイントです。

2-2. WeChat(微信・ウィーチャット)などのSNSを活用する

中国で絶大なる人気を誇るWeChat(微信・ウィーチャット)やWeibo(微博・ウェイボー)といったSNSを通じて、ユーザーにアプローチして認知を高め、ファンを増やしておくことも有効です。

公式登録をして店舗情報を発信するのも一つの方法ですが、さらに有効な手段としてKOL(Key Opinion Leader)と呼ばれるインフルエンサーを活用する方法も効果が期待できます。なぜなら中国SNSではこのインフルエンサーが活発に活動しており、ユーザーから多くの信頼を得ているためです。企業発信情報よりも重視される傾向があることから、KOLを起用したインフルエンサーマーケティングを実施していくことは、中国人ユーザーに対して、大きな印象付けにつながるでしょう。

2-3.「体験型観光コンテンツ」需要に合わせたコンテンツ準備

国土交通省の平成31年3月付の「体験型観光コンテンツ市場の概観」世界のコト消費と海外旅行者の意識・実態の調査結果によると、世界では「コト消費」が進んでおり、インバウンドにおいても、「体験型観光コンテンツ」市場が活性化しているといいます。

そのような中、20カ国・地域海外旅行者の旅行実態WEBアンケートのうち、中国へのアンケート結果では、「今後海外旅行で体験したいコンテンツ」の上位3位は次の結果でした。

第1位 リラクゼーション 27%
第2位 ナイトツアー 27%
第3位 施設見学 26%

また、海外旅行時に求める体験価値として高いのは「できるだけゆっくり過ごしたい」、次いで「空いた時間に手軽に楽しみたい」でした。

日本の店舗は、ただ食べる、観るといった基本的なコンテンツを提供するだけではなく、「コト消費」「体験」にフォーカスしたコンテンツも合わせて提供していくことが求められています。

こうしたコンテンツを今から準備し、PRしていくことで将来の訪日中国人の数を増やす結果につながるはずです。

2-4.感染対策を徹底していることをアピールする

感染対策を徹底することは、日本での来客を迎える際にも欠かせません。例えば、スタッフのマスク着用、換気の実施、消毒ハンドスプレーの設置、店内消毒、店内座席の削減とソーシャルディスタンスの確保、シェアする料理をなくす、事前予約制にする、テイクアウト・デリバリーを実施する、キャッシュレス決済を導入する、オンライン接客を行う、ECサイトでの販売を始めるといったことは、すでに多くの店舗が実施しています。

こうした感染対策を徹底するのはもちろんのこと、徹底した上で、訪日を考えている中国人にSNSや大衆点評でアピールしていくことも、集客施策の一つになるでしょう。

3.飲食店におすすめのインバウンド施策

飲食店がインバウンド集客を行ううえで効果的な施策を3つご紹介します。

3-1.外国語対応のメニューを設置

飲食店などの店舗において、欠かせないのが外国語での接客対応です。中国人観光客への応対やメニュー、案内看板に中国語や英語を使用することは必須です。特に飲食店では、アレルギーや宗教的な理由で避けられる食材などは、メニューに明記することで安心感にもつながります。また、文字だけでなく写真を使用すると、より理解しやすくなります。

3-2.インバウンド客が良く使う決済方法を導入

インバウンド集客のために、観光客が良く使う決済方法の導入することをお勧めします。多くの国では日本に比べてキャッシュレス化が進んでおり、クレジットカードやスマホ決済を利用することが多くあります。特に中国ではQRコード決済の普及率が高く、アリペイやWeChat Payは良く使われる決済方法です。決済の利便性を高めることで、インバウンド客の満足度向上だけでなく、口コミによる集客増加やリピート率を高めることが期待できます。

【参考】

3-3.日本ならではメニューを訴求

インバウンド客の多くは日本ならではの味を求めています。日本独自の料理を取り入れることができれば、インバウンド客にとって魅力的なメニューになる可能性があります。中国人が喜ぶ日本食としては寿司や和牛などがあげられます。

【参考】

4.インバウンド集客の成功事例

飲食店での中国人インバウンド集客の成功事例をご紹介します。

ある都内の焼肉店は、中国インバウンド集客の施策として、中国No1の口コミ投稿サイトである「大衆点評」を利用しました。大衆点評を始めたことで中国人の来店率が上がり、ほぼ毎日中国人客が来店するようになりました。もともと店舗のあるエリア周辺は中国人観光客が多く訪れる場所ではなかったのですが、毎日の来店するようになり、売り上げの8~10%程は中国人客となったのです。

成功の要因は口コミの効果によるものでした。大衆点評は中国人が旅行先や店舗を選ぶ際に使うサイトであり、訪日中国人観光客の集客に繋がっています。

5.まとめ

まだまだ日本国内では新型コロナの収束が見えない中、インバウンド集客の準備期間に充てることも有効ではないでしょうか。アフターコロナまでにファンを増やしておいた店舗に勝ち目があると考えられます。ぜひヒントにしてみてください。

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